こんにちわ。
大家さんYuTaです。
今回は、不動産投資に繋がるおススメ資格のお話しです。
私の書籍「戸建て投資マニュアル」やブログ「戸建て投資体験記」をご覧になっている方から、度々ご質問を頂くのが、おススメ資格について。
不動産投資の勉強に絡めて資格を学習するとしたらどの資格が良いか、宅建を除いて良い資格はないか、というご質問を頂きます。
そこで今回は、不動産投資に繋がることを考えたおススメ資格についてお話しします。
宅建について
まずは、不動産資格といったらすぐに出てくる宅建について。
宅建を取った方が良いですか?という質問も頂きます。
私の答えとしては、取った方が良い、です。
正確には、宅建試験合格レベルを目安に、法令関係の知識も把握しておきましょう、です。
宅建は独占業務のある有効な国家資格であることや、ないよりはあった方が良い、ということは除いても、不動産投資に繋がることを考えて、上記のような解答です。
ご質問された方々も分かっている方ばかりでしたが、不動産投資をするにあたっては宅建資格は必要ではありません。なくても始めることができます。
しかし、宅建で学ぶことで不動産投資に活きてくることが少なからずあるので、宅建の学習はした方が良いと感じています。
どんなことが活きてくるのか、なぜ宅建を学習した方が良いのか詳細は、こちらの記事で詳しくお話ししています↓↓
賃貸不動産経営管理士
宅建を除いた不動産関連のおススメ資格は、という質問については、賃貸不動産経営管理士、をおススメします。
賃貸不動産経営管理士は、賃貸住宅の運営管理の専門家です。
賃貸借契約についてや、賃貸物件の管理・維持・メンテナンスについて、建物の構造や、配管・ポンプ・機械式駐車場・防火設備などの設備について、防火管理者についてといったことも学習範囲に入ります。
宅建と比較して、投資物件の購入後の管理運営について、より活きてくる、より実務的知識を学べるのは賃貸不動産経営管理士、と感じました。
より詳しく、どんなことを学び、どんなことに活きたのか、こちらの記事でお話ししています↓↓
簿記
不動産投資は、投資という言葉が付きますが、不動産貸付業という事業となります
収益を上げて費用を計上する、確定申告が必要になります。
確定申告では、収入や経費を申告するわけですが、
減価償却とはなんなのか、なにが費用で、なにが資産に計上するものなのか。
簿記では、そういった会計上のルールを学ぶことができます。
所得や控除されるもの、支払うべき税金、事業のお金の流れを読めることが必要になるため、簿記を学習したことも有効だと感じています。
簿記は、直接的に不動産には関連しませんが、不動産投資でお金を残すため、金融機関から融資を借りて物件を購入するため、といった側面で大いに役立ちます。
より詳細はこちらの記事で↓↓
簿記のおすすめテキスト↓↓
FP
FP(ファイナンシャル・プランニング技能士)は、お金に関して私たちの生活に深く関わることを広く学ぶことができます。
具体的には、社会保険や年金、生命保険や損害保険などの保険、投資信託、外貨建て商品、NISA、iDeCo、所得税、住民税、法人税、不動産に係わる税金、相続、事業継承、といったことを主に学習します。
FPの範囲はとても広く、資格取得用に試験対策として範囲を絞ったテキストでも、その学習範囲は広いものになります。
上述の社会保険や年金、、、で述べたことは、試験範囲の項目です。
資格取得に向けた学習で、日頃の生活に関わる事項を十分に学ぶことができます。
FP2級まで取得してみて感じたことは、大きくは以下のようなことを感じました。
・不動産投資でリタイアしようとしている人は、リタイア前に知っておくべきこと・考えておくべきこと・計算しておくべきことが何なのかみえてくる。
・給与から天引きされている気にしていなかった項目について分かるようになる
・自分の身近なお金、係わり続けるお金、将来係わるお金について分かるようになる
不動産投資で会社を辞めようとしている人は、会社をやめたらどんな費用がかかるのか、いま会社はどんな費用を負担してくれているのか、法人化して自分が会社を作ったらどんな費用を負担する必要がでてくるのか、といったところが役に立つと思います。
不動産投資に限らず、日本で生活していくうえで知っているとタメになる知識を学べる資格なのでおススメの1つです。
こちらで、より詳細にお話しします↓↓
FPのおすすめテキスト↓↓
電気工事士
電気関連の工事・作業は、その作業範囲について、電気事業法で定められています。
物件をDIYで復元させようと考えている場合、作業個所によっては、電気工事士の資格がないと作業してはならない箇所があります。
法令違反になるということもさることながら、無資格・知識なしでの作業は、事故・感電の恐れもでてきます。
自分の安全を守るためにも知識を得て臨むべき、という観点から取得をおススメする資格です。
不動産投資で、DIYをどこまで行うかにもよりますが、一切を業者さんに任せるのであれば当然不要です。
しかし、DIYが好き・DIYをやってみたい、趣味と実益を兼ねられる、とお考えであれば、取得をおススメします。
たとえば、室内の壁のコンセントやスイッチを交換する場合、第二種電気工事士の資格が必要となります。
築古戸建ての不動産投資などでは、コンセントが割れている、スイッチが変色しているといったことはよくあります。
DIYで不動産投資物件を再生させようと考えているのなら電気工事士の取得を検討しましょう。
電気工事士取得について、こちらで詳細をお話ししています↓↓
掃除検定
掃除検定は、日本掃除能力検定協会という団体が運営している民間資格です。
掃除についての知識・方法を学ぶことができます。
汚れに応じた適した薬剤についてや掃除用具、養生についてなども学ぶことができます。
不動産投資で、自分でクリーニングに入り、物件をキレイにしながら物件の細かいところのチェックまでしておこうという方は、一見の価値ありです。
掃除って、意外とあらたまってやり方を教わることってないと思います。
小学生や中学生のとき皆で教室などの掃除をしたのが最後で、あとは自分のデスク周りの掃除や自宅を掃除機を使って清掃する程度ではないでしょうか。
小・中学生のときも含めて、掃除の仕方をしっかり教わった記憶はあまりないかと思います。
そこでこの掃除検定は調度良い学習になります。
検定は、5級~1級まであります。
戸建てやマンションなどの住宅での掃除を学ぶには、5級が該当します。
4級からは、オフィスや飲食店・理美容院・歯科医院などの商業エリアが対象になります。
まずは5級のテキストで、住宅の掃除をあらためて学んでみましょう。
以下のテキストも、写真や図が豊富で手順の説明もあり分かりやすいものです。
おわりに
不動産投資の勉強に伴うおススメの資格についてご紹介してきました。
ご存知の通り、不動産投資を行うこと自体に資格がないとできないということはありません。
しかし、不動産業界も色々な人がいます。
騙された、変な物件を掴まされた、そういう話しはすでに色々と聞いていらっしゃると思います。
だからといって、行動し飛び込まないと何も変わりません。
リスクを回避し、自分を自分で守るためにも、不動産投資の勉強に併せて関連資格の学習をするのが良いと思います。
もし、なかなか不動産投資の初めの1歩が踏み出せないのなら、資格取得を1つの基準とするのはいかがでしょうか。
たとえば宅建を取ることができたら、宅建を取れるくらい知識を吸収したという自信にすることができると思います。
資格が取れるくらいの知識を身に付ける、それを1つの基準にすると、初めの1歩を踏み出す自信に変えることもできると思います。
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